自動車保険の等級を引継ぎする方法と条件

自動車保険で、一番保険料を左右するのは「等級」です。

なんといっても、最低の1等級では64%割増、最高の20等級では63%割引になります。

まったく同じ車、同じ補償の内容でも、3倍以上の保険料の差が出ます。

他の割引はせいぜい3%や5%、ゴールド免許割引ですら約10%の割引率でしかありません。

等級の割引がいかに大きいかがよくわかりますよね。

自動車保険をおトクに活用するには、等級の仕組みをうまく使うことが欠かせません。

今回は、「等級の引継ぎ」や「等級の保存」(中断証明)について解説します。

等級の引継ぎ

等級は、次の条件を満たせば他の人に引継ぐことができます。

  • 引継ぐ相手が、配偶者
  • 引継ぐ相手が、同居の親族

注意点は、等級を引継ぎできる相手は同居の親族に限られる、ということです。

別居になってしまうと、残念ながら等級を引継ぐことはできません。

お子さんが一人立ちをするような場合には同居しているあいだに、等級の引継ぎを終えておきましょう。

等級を引継ぎできる期間は?

等級を引継ぎできる期間は、次の2パターンに分かれます。

  1. 6等級以上の場合
  2. 1~5等級(デメリット等級)の場合

6等級以上の場合

等級を引継ぎできる期間は、7日間です。

もう少し正確にいうと、「満期日の翌日から、7日以内」です。

今入っている自動車保険の満期が、2017年9月1日だとしましょう。

そうすると、2017年9月8日までに新しい保険をスタートさせれば、等級を引継ぐことができます。

保険の満期から次の契約まで、それ以上の日数が空いてしまうと等級はリセットされてしまいます。

もう一度6等級からのスタートになってしまいますので気をつけましょう。

デメリット等級(1~5等級)の場合

6等級よりも低い1~5等級は、デメリット等級とよばれ扱いが異なります。

これらの等級は、7日間ではリセットされず満期から13ヶ月は引き継がなければなりません。

等級を引継ぐための手続きは?

等級を引継ぐためには、特別な手続きは必要ありません。

今まで加入していた自動車保険の証券を用意しておくだけで大丈夫です。

契約のときに「等級を引継ぎたい」と伝え、今まで入っていた保険の証券番号と始期日、満期日を伝えるようにしましょう。

保険を解約して等級だけを残す-「中断証明」

等級を引き継げる期間は7日間です。

もし古い保険の満期から新しい保険のスタートまで7日以上の日にちが空いてしまう場合には、どうすればいいんでしょうか?

例えば、車を一時的に手放すようなケースです。

こういった場合には、保険会社に依頼して「中断証明書」を発行してもらいましょう。

中断証明は、自動車保険を解約しても等級を保存しておける仕組みです。

クルマを廃車した、譲った、売った場合には、自動車保険を解約することになります。

解約したら、もし次に入り直すとき、また6等級で高い保険料を払わないといけないの?

「中断証明書」をとっておけば、そんな心配はありません。

「中断証明書」をとると、自動車保険の等級を10年間、保存しておくことができます(10年間の保険会社が多いですが、会社によって規定が違うことがありますのでご確認ください)

料金はかかりませんので、「もうクルマに乗るかどうか分からない」というようなケースでも、中断証明書だけはとっておくことをおすすめします。

中断証明を使うための手続きは?

中断証明を使うときには、「中断証明があるので使いたい」と伝えましょう。

契約のときに中断証明の原本を提出すれば大丈夫です。