【自動車保険の節約術】免責をつけると安くなるってホント?

掛け捨ての自動車保険。

万一のためにしっかりかけておくことは大事と思いつつ、やっぱり安いほうが嬉しいですよね。

自動車保険の保険料を安くするテクニックの中に「免責をつける」という方法があります。

今回は、自動車保険の節約術として免責について解説します。

免責で保険が安くなる理由

免責で自動車保険が安くなる仕組みを解説します。

自動車保険の「免責」とは

免責というのは「責任を免れる」と書きます。

誰が何の責任を免れるのでしょうか?

「保険会社が、保険金を払う責任を免れる」んです。

例えば、車の修理費が30万円かかるとしましょう。

このとき免責の設定額と、支払われる保険金の関係を表にすると、次のようになります。

免責額 支払われる保険金
0万円 30万円
3万円 27万円
5万円 25万円
10万円 20万円

修理にかかる費用などから、免責金額を差し引いた額が保険金として払われることになります。

免責を大きくすれば大きくするほど保険会社は支払う額が少なくなるので保険料が安くなるんです。

免責でいくらぐらい安くなるのか

免責をつけると保険料は下がります。

では、実際にいくらぐらいの免責をつけると、どれくらい保険料が下がるのでしょうか。

見積もりを取って確認してみました。

●損保ジャパン日本興亜(THE クルマの保険) ●13等級 ●トヨタアクア(平成25年登録) ● 運転者の年齢:40歳 ●35歳以上限定の補償 ●日常レジャーでの使用 ●ブルー免許 ● 対人賠償:無制限 ● 対物賠償:無制限 ● 人身傷害保険:5,000万円 ● 弁護士費用特約

対物免責の設定額 年間の保険料 免責0万円との差額
0万円 53,990円
3万円 50,760円 -3,230円
5万円 48,820円 -5,170円
10万円 44,870円 -9,120円

損保ジャパンのケースでは、免責1万円につき、年間で1,000円ほど安くなっていることが分かります。

事故のときに1万円自腹を切ることで、保険料が年間1,000円安くなるということです。

いかがでしょうか。

「今まで事故はやったことないし、3万円程度なら自腹を切ってもいいし」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そう感じるなら、3万円の免責をつけて保険料を安くするのも一つの節約の方法です。

免責をつけても保険料アップは変わらない

ただ、一つ忘れてはいけない大事なポイントがあります。

「事故で保険を使うと、保険料が上がる」ということです。

事故で自動車保険を使うと保険料はいつから、いくら上がる?保険料を安く抑える方法は?

自動車保険は使った「回数」によって、次回の保険料アップが決まります。

ポイントは「金額は関係なく、使ったかどうかだけが基準になる」ということです。

例をあげてみましょう。

信号で停まっていた車に追突して相手の車の修理費が30万円になったとしましょう。

対物免責0万円の場合
⇒保険から対物賠償が30万円支払われて対応可能

対物免責5万円の場合
⇒保険から対物賠償が25万円、それに免責の5万円は事己負担でプラスして対応する

この2つのケースは、どちらも保険を使っているので翌年は保険料が上がります。

しかも、どちらも「同じ金額だけ」保険料が上がります。

免責をつけている場合、免責額を自腹で払うのに加え、翌年の保険料も上がります

ダブルで痛手です。

免責を設定することで保険料を安くすることができるのは、年間でせいぜい数千円です。

一度でも事故をすると、数万円の自己負担が発生しますので簡単に吹き飛んでしまいます。

安易に高額な免責を設定すると、事故のときに痛い目にあいますので、しっかり理解した上で設定したいところです。

補償を削らずに保険料を安くする方法

免責をつけるのは、補償を削っているのと同じです。

確かに自動車保険は安いに越したことはありませんが、本当は補償を削るよりも前に「補償をそのままにして保険料を安くできないか」を検討したいところです。

免責を設定する以外に、保険料を安くするテクニックはこちらの記事にまとめていますよ。

必要な補償を残しつつ自動車の任意保険を安くする9つの方法

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